~江戸から東京へ『今に生きる江戸の賑わい』〜

第1部

有料

~江戸から東京へ『今に生きる江戸の賑わい』~

「江戸から明治・大正・昭和・平成の東京へ」と移りゆく時代とともに、脈々と受け継がれている伝統芸能。今もなお多くのファンを魅了し続ける歌舞伎、大衆演劇、浪曲、講談…。台東区には幅広いジャンルの「芸能」があり、それはまさに、台東区が多くの時間を費やし培ってきた「文化」そのもの。
西の京から奠都して150年。この地で受け継がれてきた「本物」が、江戸の人々が感じた「粋」を、今に伝えます。

2019年2月16日(土) 12:30~(12:00開場)
会場:浅草公会堂

プログラム概要

同時開催!「スターの手形顕彰式」
★「スターの手形顕彰式」の詳細については、こちらをご覧ください。

歌舞伎 舞踊

誰もが、気軽に、肩の力を抜いて…「江戸まちたいとう芸楽祭」だから観られる歌舞伎、ここにあります。
天保の改革の際、中村座、市村座、森田座の江戸三座が、ここ浅草聖天町(現・台東区浅草6丁目付近)へ集められてから、猿若町と呼ばれ、まちに歌舞伎はやってきました。
この猿若町の由来こそ、初代中村勘三郎が名乗った、猿若勘三郎。言わずと知れた江戸歌舞伎の祖であり、その伝統を継ぐ中村屋が魅せる、歌舞伎舞踊とは…
恋愛、親子愛、出世欲、嫉妬…歌舞伎で描かれる心は現代も同じ。そしてその豪華絢爛な舞台、時に鬼気迫り、時に色気のあふれる役者に夢中になったのは江戸時代も同じ。浅草寺詣りのあとに一芝居。江戸の人々が感じた「粋」を、あなたもぜひ、感じてみて。

【出演】

  • 中村勘九郎

    十八代目中村勘三郎の長男。1986年、歌舞伎座『盛綱陣屋』の小三郎で初お目見得。1987年、『門出二人桃太郎』の兄の桃太郎で二代目中村勘太郎を名乗り初舞台。2012年、六代目中村勘九郎を襲名。また、歌舞伎の舞台公演にとどまらず、映画、テレビなど幅広い分野へも挑戦。2019年NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」主演。

  • 中村七之助

    十八代目中村勘三郎の次男。1986年、歌舞伎座『檻』の祭りの子勘吉で初お目見得。1987年、『門出二人桃太郎』の弟の桃太郎で二代目中村七之助を名乗り初舞台。以後、舞台出演のみならずさまざまな所でも活躍。

江戸の鳶木遣りと纏振り

火事と喧嘩は江戸の華、またその華は町火消
江戸時代に消防団として誕生した火消し。火事場への先陣を争う火消しの纏と提灯、そして勇猛果敢な火消しの姿はまさに「江戸の華」でありました。彼らが高らかに振り回す「纏」は、なんと高さ約2.4m、重さは約20kg。舞い踊るばれんの迫力に圧倒されます。今に生きる「江戸の華」。ぜひ本物を、体感してください。
★町火消「新門辰五郎」を題材とした神田紅による講談『新門辰五郎』もぜひ一緒に!

【出演】

  • (一社)江戸消防記念会 第五区

    江戸より続く町火消の伝統を後世に伝えるため、旧市部消防組の有志により1939年結成。今回の出演は、台東区を受持区域とする第五区。かつてこの地で活躍した町火消「を組」新門辰五郎はあまりにも有名。

講談『新門辰五郎』

待ってました!今最もアツい演芸、『講談』
「パパン!」と釈台をうつ張り扇の小気味よい音、物語の佳境へと向かうリズミカルな調子が、聴く者を講談の世界に誘います。主に武将や偉人の物語など、歴史にちなんだ話を一人で読み聞かせる講談は、日本の大衆芸能の一つとして江戸時代から明治・大正時代にかけて庶民の娯楽の代表でした。現在では観客の好みに合わせ、講談師によって新作の演目も生まれています。伝統を受け継ぎながら、進化を続けている講談の迫力を、今こそ感じてみませんか。

演目:新門辰五郎
火事と喧嘩は江戸の華…江戸町火消し「新門辰五郎」の江戸っ子の心意気をたっぷり感じられるお話です!
「木遣り・纏振り」実演も一緒に!

【出演】

  • 神田紅

    1979年二代目神田山陽に入門。1989年真打昇進。2015年日本講談協会会長就任。明るく楽しく解りやすい芸風が特徴。日本語のリズムとメロディーを強調した講談調をひとたび聴けば、体がうずうずしてきます。

熊澤南水ひとり語り 樋口一葉作品『十三夜』

こころに沁みる、言葉のちからを―
今回語られるのは、女流作家の第一人者、樋口一葉の作品。一葉がかつて暮らし、名作「たけくらべ」の舞台となった地こそ、ここ浅草からほど近い現・東京都台東区竜泉。一葉が生きた地で語られる朗読を、じっくりとお楽しみください。

【出演】

  • 熊澤南水

    朗読家。幸田弘子さんが語る樋口一葉の「十三夜」に影響を受けて以来、俳優 三上左京氏指導のもと、“南水ひとり語り”を全国各地で繰り広げている。2016年文化庁芸術祭大衆芸能部門「優秀賞」受賞。

江戸太神楽

枡が廻れば、ますます繁盛!縁起がよいよい!
皆様ご存知「傘回し」に代表される「太神楽」。その起源は平安時代、神社に伝わる「散楽」と言われます。江戸時代に曲芸として発展、人気を博しました。言葉や歴史がわからずとも、観て楽しめるのが太神楽の魅力。ぜひ客席で、演者との一体感を楽しんで。

【出演】

  • 翁家 和助

    1995年国立第一期太神楽研修開始、1998年終了。落語協会にて前座修行を開始。1999年前座修行終了。師匠和楽・小楽と共に都内各所、主に寄席を中心に活動中。

申込み方法

料金:(指定席) 1階席2,500円/2階席2,000円
販売開始日:12月21日(金)販売予定
申込み先:Confetti[カンフェティ]

  • [電話購入]
    0120-240-540(平日10:00-18:00)
  • [店舗購入]
    Tickets Today ASAKUSA(不定休 10:00-20:00)
    台東区 浅草2-5-5
    上記のほか、Tickets Today15店舗
  • [Web購入]
    https://www.confetti-web.com/