~江戸から東京へ『今に生きる江戸の賑わい』~

第2部

有料

2019年2月16日(土)
クロージング
~江戸から東京へ「今に生きる江戸の賑わい」~
第2部

第1部の興奮冷めやらぬ中、花やしき振袖さんの皆様による舞踊で第2部が開幕しました。空気中を滑っていくようななめらかさの中にある躍動感に、観客の皆様は見入っておられました。また色鮮やかな振袖が揺れるステージからは、一足早い春の訪れを感じることができました。


続いて登場された天宝ふく丸さんは『美空ひばり特集』と題し、「川の流れのように」をはじめとする名曲を熱唱されました。踊り子との共演では、まるでステージに花が咲いたようでありました。


玉川奈々福さんと沢村豊子さんによる浪曲に、会場は大盛り上がりです。お二人の掛け合いは、まさに絶妙でした。この日初めて浪曲を鑑賞されたというお客様も、大いに楽しんでおられました。


舞台を大きく使った美しい舞を披露された竜小太郎さん。美しいステージからの衝撃的なラスト。扇舞う日本式「U.S.A.」(Da PUMP)には、会場からどよめきが起こっていました。


マッハスピード豪速球のお二人は、1月28日に行われた「ビートたけし杯」の勢いそのままに、この日も会場から爆笑を誘っていました。会場にはお二人のファンもかなりおられたようであります。


ナイツのお二人の漫才には、会場から「うまい!」という言葉が聞こえてまいりました。
心地よいテンポで繰り出されるネタの数々は、観客の皆様の心を掴んで離しません。「どうしてこんなに笑ってしまうのだろう」と考えてしまうような、たまらない面白さがそこにはありました。


櫻川千代助社中の皆様による「江戸芸かっぽれ」で幕を閉じた~江戸から東京へ『今に生きる江戸の賑わい』~のステージ、ひいては江戸まちたいとう芸楽祭。夏の陣と合わせ、多種多様な芸能を多くの方々にお届けしてきたイベントは、今回が第一回目でありました。本日の終演後には、お客様より「とても楽しかった!」「また是非やってほしい!」といったお声を頂戴することができました。来年度以降さらなる進化を遂げ、再び開催されることを願うばかりであります。


レポート:芸楽祭ボランティア 頓所夕弥
写真:芸楽祭ボランティア 江頭幸宏
   芸楽祭ボランティア 鎌田俊英
   芸楽祭ボランティア 佐藤啓二