-
プログラム概要
-
イベントレポート
日時・会場
- 日時
-
令和6年12月27日(金)19:00開演Friday, December 27, 2024, 19:00 start
令和6年12月28日(土)13:00開演/17:00開演Saturday, December 28, 2024, 13:00 start / 17:00 start
令和6年12月29日(日)11:00開演/15:00開演Sunday, December 29, 2024, 11:00 start / 15:00 start
- 会場
-
浅草九劇Asakusa Kyugeki
(台東区浅草2-16-2 浅草九倶楽部 2階) (2nd floor, Asakusa Kokono Club, 2-16-2 Asakusa, Taito city)
プログラム内容
あらすじ
詩的でユーモラスな言葉運びと、想像力を刺激する身体表現で近年注目を集めてきた幻灯劇場。
劇団として三年ぶりとなるツアー公演は、痛みを失った人々が織りなす超鈍感群像劇!!
日々の生活から現実味が消えてしまった現代人の“痛みを取り戻す旅”をソリッドな音楽と共に描く。
藤井颯太郎(作・演出)コメント
「あまりに痛過ぎるので、痛み止めを飲み過ぎてみたら、取り返しがつかないくらい痛くなくなっちゃった。焦る。」みたいな作品をつくりました。最近はあちこちでそんなことばかり起きてる気がします。平気な振りをして痩せ我慢したことが、数十年後、不思議な呪いになって帰ってくる。みたいな。痩せ我慢しちゃう人、観に来てください。
出演者・スタッフ
出演者:谷風作、村上亮太朗、松本真依、橘カレン、宇留野花、鳩川七海、藤井颯太郎
作・演出:藤井颯太郎
演出助手:今井秋菜
ドラマトゥルク:谷風作
音楽:本城祐哉
舞台監督:河村都(華裏)
衣装:杉山沙織
舞台美術:竹内良亮
音響:河合宣彦(株式会社Road-K)
照明:塩見結莉耶
宣伝美術:藤尾勘太郎
広報:小野桃子、宇留野花、橘カレン、布目慶太、松本真依
制作:岸日和多、谷風作、城野佑弥
劇団概要
劇作家や映像作家、俳優、ダンサー、写真家など多様な作家が集まり、よってたかって演劇をつくる集団。
2013年、『ミルユメコリオ』で旗揚げ。同作でせんだい短編戯曲賞を最年少受賞。
2017年、文化庁文化交流事業として『56db』を製作し、二ヶ国五都市で上演。
近年では、ABCテレビの番組「THE GREATEST SHOW-NEN」にてAぇ! group とコラボした音楽劇『鬱憤』や日本センチュリー交響楽団とDJ水野蒼生とタッグを組んだフィジカルシアター『Play is Pray』を上演するなど、ジャンルを越え様々なアーティストたちと作品をつくっている。
公式サイト:https://gentou-gekijou.themedia.jp/
公演特設ページ:https://gentou-gekijou.themedia.jp/pages/1707669/page_201803020939
<ご案内>
- ※出演者、内容、時間等は予告なく変更になる場合があります。
また、感染症や天候等の事情により、急遽プログラムが変更・中止となる場合があります。予めご了承ください。
鑑賞・参加方法
- お申し込み方法
-
下記の予約サイト(CoRich、Paskip、チケットぴあ)にて、ご予約をお受けいたします。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※U30・学生チケットは、受付にて身分証の確認をさせていただきます。
【料金(税込)】
全席自由席
一般:4,000円
U30:3,500円
学生:2,500円
当日:4,500円
応援チケット:10,000円(※特典として限定ステッカー付)
【購入先】
※購入先によって、販売券種が異なりますので、ご注意ください。
①CoRich
https://ticket.corich.jp/apply/321681/
②Paskip
https://www.paskip.jp/events/78
③チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/gentou-tokyo/
- 区民招待についてAbout Inviting Taito city Residents
-
◆◆◆11/29 当落通知をお送りしました◆◆◆
区内在住・在勤・在学の方を抽選でご招待します。
ご応募は、WEBまたはハガキで受付します。
◆区民招待対象日時
①12月28日(土)17:00
②12月29日(日)11:00
【WEB申込】
申込フォームよりお申込みください。
【ハガキ申込】
イベント名、希望対象日時、希望人数(2名まで)、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、車椅子利用の場合はその旨、在勤(学)の場合はその所在地と名称を記入して、下記に郵送してください。
〒110-8615(住所不要)
台東区役所 文化振興課内
江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会事務局
「演劇連携公演」区民招待係
【申込締切】
11月20日(水)必着
※1人1回のみ申込み可能です(申込方法問わず)。複数申込や記入不備の場合は無効とします。
※応募者多数の場合は抽選とし、当落に関わらず応募者全員に通知します(11月末頃を目途に通知します)。
※当落通知時点で、一般販売は完売している場合もございます。予めご了承ください。
お問い合わせ
-
幻灯劇場
✉gentogekijo@gmail.com
幻灯劇場の最新公演『フィストダイバー』は、劇団の創造性と現代社会への問いかけが見事に結実した作品でした。幻灯劇場は、作・演出を務める藤井颯太郎さんを中心に、劇作家や映像作家、俳優、ダンサー、写真家など多様な作家が集まり演劇をつくることで知られ、国内外で挑戦的かつオリジナリティあふれる作品を発表している劇団です。今回の公演では、「無口」役には鳩川七海さん、「綿貫わたげ」役には宇留野花さん、「綿貫絹代」役は藤井颯太郎さん自身が務め、「見境梨子」役を松本真依さん、「束間寝々」役を村上亮太朗さん、「又聞」役には谷風作さん、そして「小鳥遊コトリ」役を橘カレンさんが演じました。それぞれが独自の個性を発揮し、観客を物語の世界へと誘いました。
物語は次のように展開します。パンチドランカーとなり引退した女性ボクサー・無口は、寝たきりの人々の家を巡り「殴られ屋」として生計を立てていました。ある日、寝たきりの女・わたげに殴られたことがきっかけで、無口は痛みを感じなくなります。同じ街では、通販サイトのクレーム処理部門で働く青年・寝々が、父のように、山から降りてきた熊を銃で仕留めることを夢見ていました。それぞれ異なる人生を歩んでいた彼らですが、「動物園の熊を安楽死させる」という情報が広まったことで、物語は急速に交差し、思いがけない方向へ進んでいきます…。
この公演で特に感銘を受けた点は二つあります。作品は痛みに鈍くなった現代人をテーマにしています。例えば、コールセンターの人たちは度重なるクレーム対応に心を痛めますが、次第に慣れてしまいます。その他の登場人物たちもそうです。それでもみんな本当は痛みを抱えている。一人一人が思いやりや共感を持ち、物事を自分事として受け止めよう、痛みを感じ今を生きよう、そう訴えているように感じました。
二つ目は、舞台装置の巧みさです。ボクシングのリングという一見シンプルな設定が、場面ごとに様々な空間へと変容していく様子には目を奪われました。足の悪い少女の部屋、コールセンター、動物園の熊の檻、そして主人公の部屋へと、これらの場面転換がスムーズかつ効果的で、観客を物語の奥深くまで引き込んでいました。
出演者一人一人の熱演とキレのある動き、時にユーモアのある笑いも相まって、この公演は観る者の心に深く刻まれる作品となりました。この公演が問いかけた共感や思いやりの大切さは、現代を生きる私たちに日常を見つめ直すきっかけをくれました。劇場を出ると、年の瀬の浅草の賑わいが、舞台の感動を心に刻んだ観客たちの背中を優しく押しているようでした。
coming soon
芸楽祭の概要に関するチラシ・パンフレット(PDF形式)や、バナーを用意しております。
ご自由にダウンロードしてご利用ください。
We are prepared for leaflet,brouchure about outline and banners of Geirakusai.
Please feel free to dawnload the followings.